高校生「社会に出たら理科は不要」回答が多数 なぜ?“いるいらない”論争白熱「デマに騙される」 [七波羅探題★]
高校生「社会に出たら理科は不要」回答が多数 なぜ?“いるいらない”論争白熱「デマに騙される」 [七波羅探題★]
国立青少年教育振興機構の調査によると、日本の高校生のおよそ半数が「理科は社会で役に立たない」と考えていることが明らかになり、この結果を受けて、「教育のあり方」をめぐる議論が広がりを見せています。
はたして、世の中の人は「理科は社会に出たら不要」という意識に対し、どのような考えを抱いているのでしょうか?詳しくご紹介します。
◆理科への関心と実用性のギャップが話題に
今回の話題のきっかけとなったのは、国立青少年教育振興機構が公表した「高校生の科学への意識と学習に関する調査」の結果です。
調査は全国の高校生を対象に行われ、その中で「理科は社会に出たら必要なくなる」と考える生徒が相当数いたことが報告されました。アジアや欧米の同世代と比較しても、日本の高校生における“理科不要”の意識が際立って高かったとされています。
一方で、「理科の学習は面白い」と感じている生徒も多く、興味と実用性への認識の間にギャップがある現状が浮かび上がりました。
こうした調査結果が発表されると、「理科は面白いけれど役に立たないのか?」という問いがSNS上で大きな注目を集め、多様な声が交わされることとなりました。
◆理科「不要」と感じる高校生のリアル
今回の調査結果を受け、SNSでは「理科は社会に出たら使わない」とする高校生の声が多く見られました。実際に理科の知識を日常で使った経験が少ないという意見が多数です。
・理科で習う内容って、普通の会社員になったら全然使わない。公式とか覚えても意味なかった。
・化学式とか実生活で書くことないし、社会人になってから理科の知識が必要になったことがない。
こうした意見の背景には、「理科の内容が生活とつながっていない」「興味が持てない」という問題があるようです。
・生物や物理は理系の仕事に就かない限り本当に不要。興味がない人には苦痛でしかない。
・理科って受験のためだけの教科。社会に出たら一切役立たないから、もっと実用的なことを教えてほしい。
こうした“理科不要論”は、社会の中での理科の価値をどう伝えるかという教育の課題を浮き彫りにしています。
◆科学リテラシーの重要性を訴える声
一方で、理科を「社会に出てからも必要」と捉える意見も根強く存在します。理科の知識が、健康や安全、日常生活において役立つという指摘です。
・理科の知識がないと、健康や安全に関わる情報を正しく判断できない。科学リテラシーは大事!
・科学を知らないとデマに騙される。理科は社会人にも必要。
現代社会において、科学的なものの見方はますます重要になっています。
・日常生活で料理や掃除、家電の使い方など、意外と理科の知識が役立つ場面は多い。
・理科は直接使わなくても、論理的思考や問題解決力が身につくから、どんな仕事にも役立つ。
特にSNS上では、フェイクニュースや根拠のない情報が流布する中で、「科学的な知識と考え方」がリスク回避に役立つとする意見が多く見られました。
■教育の見せ方に課題も
専門家は、「日本の高校生は学力は高いが、理科の社会的意義を実感できていない」と指摘しています。
つまり、理科を「テストのための教科」としてしか見ていない現状が、理科離れを加速させているというのです。
・学校で学ぶ理科は現実と結びついていない。もっと生活に密着した内容を教えてほしい。
・理科が好きな人も多いのに、それが社会とどうつながってるかが見えないのが残念。
理科教育を“知識詰め込み”ではなく、“体験や応用重視”に転換する必要性が指摘されています。
※以下出典先で
出典:国立青少年教育振興機構「高校生の科学への意識と学習に関する調査報告書」
(https://www.niye.go.jp/wp-content/uploads/2025/07/kagaku_zentai.pdf)
https://trilltrill.jp/articles/4206974
2025.7.15
TRILL
バカジャップは一生バカのまま過ごせばいいんだよ